2008年06月24日（火） リハーサル見学会 １階H列４番
2008/06/25 UP
30分前くらいから行っておけば大丈夫、と思ったらこ れが大間違い。
すでに到着されていらっしゃる方から、「もう30人以上並んでますぅ〜」
と連絡をいただき、ひぇぇぇ☆とエレベーターに走りました。
ワタクシが着いた時点で、すでに列は劇場入り口前からエレベーターホールまで
続こうかという長さになっており、人数も50人はかるーくいらしたような。
最終的には300人近い方々が参加されたようです。
同行のお嬢さん方２名と受付を済ませ中へ。
複数名での参加の場合はおひと方が代表で受付をしてくださーい、ということで
某Mさまに代表をお願いいたしました。
この時点で席案内の印刷された紙（下半分はアンケート）と質問用紙をいただきます。
１階ロビーで質問を書きつつ待機、質問用紙が回収され、あらかた落ち着いたところで
客席への案内が始まりました。
舞台ではちょうどドンファンの勝利の酒盛りシーンのお稽古中。
横中央通路から１列目の真ん中…席表を確かめましたらQ列ですね…に二人の人影。
林さんと北澤さんです。
参加者はC列あたりから順番に着席。
我々はG列の下手ブロックだったのですが、なんと同じ席案内をいただいてる方が
３人いらっしゃいまして…いわゆるダブルブッキング☆
あちらの方々のほうが少々押しが強く、我々はひとつ後ろのH列、しかもこの列の
下手ブロックには他に誰も座ってないのに、壁側に座らされてしまいました…しくしくしく。
しかし、このお席で一番最後にちょっぴり嬉しい思いをすることになるのですから
何が幸いするかわかりません。
このごたごたでようやっと席に座った頃には
舞台上のお稽古は「”ドンファンの勝利”のお稽古シーン」に変わっておりました。
「当たり」と呼ばれる立ち位置の確認がメインのようで音も照明もなし。
歌も小声でかろうじて聞けるくらいの声量でしたが、そんな中でもカルロッタの
諸さんの声量はすごかったです☆
「戦う相手はかのドン・ファァァァァン！」
…ひぇぇぇぇ☆
後ろのアンサンブルさん方の立ち位置を細かく確認し、音と照明を入れて
再度流したあと、一度は終了、とピアノも上手袖に動かしましたが、ピアノの後ろで
歌うメンバーの立ち位置をもう１度確認したいとやり直し。
客席からみてピアノ上右端の役者さん（確か平良さんとおっしゃってたような…ブケーさんですな）の
顔の角度、ライトの当たりかたを確認。
その後、後ろのアンサンブルさんが降りてくる幕に当たりそう、ちょっと縦に
膨らんでない？と林さんがおっしゃってここも確認。
（傷つき破れた騎士よ〜♪と歌いながらアンサンブルが前に出てくると同時に
後ろの幕が下りてきますよね、そのシーンです）
林さんはアンサンブルの左後ろ側にいらっしゃいましたので
オークショナー＆ルフェーブルさん役の枠ですね。
ご自分のアタマをつるっと撫でながら当たったらねぇ…なんておっしゃるので
役者さんたちからも笑いが起きておりました。
ＯＫが出て、次のマスカレードの準備で一旦幕が降り前方に林さんと北澤さん登場。
今回は新しい方が何人かいるので、動きを重点的にやってます、
大体は１時間、ときには２時間近くなることもあります…新しい方が上の役に入るときは
休演日に全幕を通すこともあるんですよ〜と北澤さん。
先週から増田さんがアンドレに入り、僕は今週からオークショナーなんですが、
アンドレの位置確認や、交替でやってると気づくこともあるのでその部分の
「当たり」をしてます…イロイロ当たってます…（客席の反応をちらっと見て北澤さんと顔を見合わせ）
…えーっと、「当たってる」って「人に当たる（八つ当たり…の当たる？）」んじゃないですよ？（場内爆笑）
舞台の上での当たり（位置や動作・所作の確認）…いわゆる演劇用語なんですけどね〜と林さん。
と、ここで準備ができてリハはマスカレードへ。
小泉さんと増田さんが上手に立ちます…お二人とも素で立たれると
背格好がよく似ていらっしゃいますね〜小泉さん、素のお声のほうはなかなかお素敵なのに
歌いだすとどうしてあんなにこもっちゃうんでしょう（こらこらこら☆）
林さんと北澤さんはまた客席後ろでチェックにまわっていらっしゃいます。
ひとり舞台にたつ伊藤クリス、相手がいないこともあってなんだか手持ち無沙汰（＾＾）；
一応踊ってはおりますがホントに「一応、振りだけしてます」ってカンジでした☆
しかし手足が長くて細いです〜やはりイメージは生まれたての仔鹿さん。
あのさまざまな衣装がない分、マスカレードのそれぞれの踊りは身体の動きがよりはっきりして
すごい躍動感がありますね。
個人的に最近注目中の柏田くんをひたすら追いかけるおたわけ（爆）
半紳士半淑女な彼の指の先まで優雅な手さばきやきりっとした身のこなしに惚れ惚れしてました。
ファントムの登場まで通しましたが、当然と言おうかファントムは出てこないでそこまで。
そこで、各フォーメーションごとの動きの確認…おサルを先頭にした楽団グループや
トライデント＆蝶々さんがたのグループとクリスとのからみなどを何度か確認。
北澤さんから「最後に集まるところで、あまり移動のための動きにならないように。
楽しく盛り上がっていくうちに…というカンジになるように気をつけてください」というニュアンスの指示。
下手側でトライデントや蝶々さんの輪の中に入るときのタイミングに関して
伊藤さんにダメだしをしてたのは佐藤さんかな？（シャム男の位置だからたぶんそうかと…
相変わらずアンサンブルさんのお顔と名前はぜんぜん覚えてないダメダメぶりであります＾＾；）
ここでリハ終了、質問コーナーの開始です。
「質問コーナーに出演する役者さんおねがいしまーす」と、林さんが前方で声をかけたのに応えて
下手前方のドアから飄々と出てきた冴えない人影(きゃー暴言失礼)
高井さんではありませんか☆黒の長袖カットソーみたいな上衣に下も黒。
デコルテから首のあたりがかなりほっそり・すっきりされたような気がします。
よもや、登場されるとは思ってなかったんでびっくりでございます。
うーわー、もしかしてリハ見で高井さんにお会いするのは初めて？
福岡は自称・四季のマルちゃん(爆）こと村さんでいらしたし、東京は林・北澤・斉藤翔くんの
トリオだったものなぁ…(感無量☆)
上手側から順に柏田くん・西田さん・諸さん・林さん・高井さん・北澤さん。
回収された質問用紙の入った黒いボックス（表側に例のマスク＆バラ柄が）から無作為に
用紙を取り出し、その質問に各自答えるという形式でした。
まずは皆さまお待ちかねの高井さんから。
（回答者の敬称略。内容は大体の要点かいつまみでございます。違ってたらごめんなさい）
？プライベートでシアワセを感じるのはどんなときですか？
高井→プライベートは毎日シアワセです♪（場内笑。）
？ロングランで役をなさってると役から抜け出せなくなるときはありませんか？
北澤→そうですね、この役には自分の生命をかけていま すので、夜に眠れないときもあります。
？オペラ座は楽曲がすばらしいですが、その中でどれが好きですか？
諸→１幕の支配人のオフィスからプリマ・ドンナです。 お稽古も大変だった分気持ちが入りますね。
？お休みの日はどんな風に気持ちを切り替えてますか？
西田→わたしは実家が大阪なんで、実家に戻ってしっか り休みます。
？自分の役柄の解釈をするのに参考にするのは主に台本から？
また、日本語だけでなく海外の資料なども参考にしますか？
柏田→えーっと（助けを求めるように視線がさまよって ました；）…原作や、当時の時代背景を知るための
資料も読んで、当時のひとの気持ちをつかも うとしてます。
ひととおりしゃべったあたりで林さんが
「こんなカンジで続けていっていいですかね？毎回、二つ意見が分かれるんですよ。
じっくりひとつの質問に答えほしいってのと、たくさんの質問に次々答えてほしいのと…このままでいいかな？」
場内の拍手多数につきそのまま議事進行（爆）
なんなら高井さんにたくさん答えてもらう？とのツッコミにご当人は「えぇえぇぇっ！？」
でも、そのほんわか柔らかなバリトンでおっしゃられても本当に困ってるようには聞こえませぬ（爆）
？舞台でかなり高いところでの演技などありますが、怖くはありませんか？
高井→ほら、名前が「高井」ですから☆（場内爆笑。林 さん「あちゃーっ☆」と額に手をやる。）
本番は暗いですからねぇ…リハは明るいから ちょっと。最近地震多いから今きたら
どうしようと。マスカレードのときね。（後ろ に立位置がほとんどない）
墓場の十字架のときも今（地震が）きたらやだ なーとか思います。
？イチバン思い入れのある役は？その役に選ばれたときどう思いましたか？
高井→このオペラ座の怪人ですね。「しめた！」と思っ たのと（場内爆笑）大変だなぁとの両方。
？休日は何をしていますか？
北澤「これはもう…申し訳ないんですけど…寝てます （きっぱり☆）」
林さんがおいおい、って表情になってました（笑）
東京のときのリハ見の、四季コードなんか関係ねぇとつっぱしる北澤＆斉藤コンビに
おいおい☆と手綱をひっぱる林さんをふと思い出しました。
？いろんな豪華な衣装がでてきますが、いちばん好きな衣装は？
諸→マスカレードのクモの巣とこうもりの羽の衣装です ね、あれがかわいくて好きです。
？大阪の美味しいもの、なにが好きですか？
西田→うーん、いっぱいありすぎて困る〜（笑）最近は まってるのは大阪のみたらしだんご。
中にみたらしのたれが入ってるんですよ。あれ が美味しいですね。
？「舞台の中でいちばん好きな曲は？」
柏田→踊りや覚えておかなきゃいけないことが多くてす ごく大変なんですがマスカレードです。
この曲を聴いてるとテンションもあがります ね。
？「大阪の印象はどんなカンジですか？」
高井→東京と比べて、この周辺はきれいで清潔なカンジ ですね。
（そりゃ最近開発されてる最中ですから…と思わず腹の中で突っ込んだ人は多いに違いない）
キタばかりでミナミのほうは行ったことない んですけど…
？セリフを忘れてアタマ真っ白…になってしまうことってありますか？
北澤→今まで、そんなこと絶対にありっこないと思って たんですが…
年のせいか、忘れてしまったことがあります…ごめんなさい。
それでも、演技の一連で感情とかキモチの動きはつながっているので
その一連で似たようなことを言うことができます。
？セリフを覚える際のコツはありますか？
高井→うーん、これはもう身体にしみこむまで何度も何 度も稽古ですかね。
（両側に視線、北澤さんも林さんもうんうんと 賛同）
身体にしみこむまで、無意識に出てくるまでや ります。
…だいたい、こんな順番だったかなぁと思います。
で、そろそろミーティングのお時間、ということでお開きに。
皆様そのまま柏田くんから上手前方ドアへとはけていかれました…きゃー目の前☆
柏田くんがにっこりと会釈しながら退場していってくれて嬉しいおたわけでございました（ぉぃ）
初回からなかなか美味しいリハ見となりました。
諸さん・西田さん・戸田さんが舞台の上で素で並んできゃいきゃいすると、可愛いやら華やぐやら♪
東京のオフステトークでも思いましたがホント、マダムの衣装＆メイクが勿体ないくらい
可愛らしい方です、はい☆
それと、今回の高井さんはなかなかサービス精神がおありでしたね〜☆
福岡のときの「手さばきには自信あり♪」トークや
京都のときの「念願の役もやって、あとほしいのはノーベル賞かな？」
「打楽器は太古（太鼓）の昔から得意です」
といった、往年のオヤジギャグ系トークを彷彿とさせる受け答えでいらしたように思います
…何かふっきれましたのかしら？（こらこらこらこらっ）
３回中、あともう１回リハ見日のチケが手元にあるのですが…はたして来週のキャストは？
とゆーわけでまずはここまで 〜☆
…観劇の部屋へ