2009 年観劇日記番外編 「行くぞ倫敦大決戦・その参」
そ の１・「いきあたりばったり」はもはやデフォルトなプロローグ。
その壱・2004年2月。
その弐・2006年1月。
次は2008年か…と思っているうちに気が付けば仕事に追われて年暮れて。
2009年の年明けから、インフルエンザＡ・香港型ウィルスに「かもされた」アタマの中に
ふつふつと海外逃亡の野望が芽生えていたのは事実です。
しかし、毎回同行してくれる友人との都合がなかなかつかず、今シーズンももうだめかと思った矢先、
なんとかお互いの休みを一致させることができたのは出発10日前。
…たしか前回も出発10日前切ってたよなぁ。
毎度毎度の「行きあたりばったり」なロンドン狂想曲、PART３の幕開けでございます。
その２・ってなわけで航空機＆ツアー選び
今回、３度目ということでどうしても入れたかったのが
１日でもいいからパリへ寄るスケジュールを組むこと。
「オペラ・ガルニエをひと目見たい、でもイギリス滞在の日程がその分減るのはイヤ♪」
…我ながらワガママここに極まれり、な発言です。
旅程はいままでの５日間旅程から１日追加して６日間、と決めていましたので、
当初はパリ・ロンドン６日間のフリー・ツアーを申し込むつもりでした。
乗り継ぎの必要な海外のエアラインは安い分乗り継ぎでどうしても時間を喰います。
できれば、直行便かそれに近いエアラインで、到着当日の日（＊）もムダにしたくない。
＊欧州への所要時間は約12時間。たとえば時差９時間のロンドンですと、ほぼお昼に日本を発てば
地球の自転をさかのぼるように飛行機は飛び続け、同日の15時くらいにロンドン・ヒースロー空港に到着という計算になります。
到着したその足でホテルに荷物を放り込み、観劇くらいはラクに（？）できるという寸法。
ネットで探しまくって見つけたのは、大韓航空で行くパリ・ロンドン６日間。
パリに到着し、翌日１日パリを楽しんだ後は翌早朝ユーロスターにてロンドンへ、という日程はイギリスのほうでゆっくりしたい我々には
都合がいいうえに、大韓航空ですと関空-ソウル便からソウル-ロンドン便と、直行便とさほど変わらない所要時間で行けてしまい
お値段もリーズナブル。これは申し込むっきゃないと思ったのはいうまでもありません。
しかし、足元には「空前絶 後の超ウォン安」という名の大きな落とし穴が口をあけていたのです。
日本からソウルへと草木もなびく状態で、関空-ソウル便はビジネスクラスまでほぼ満席。
出発日を前後にずらしてもキャンセル待ちという状態にあえなく玉砕でございます。
かくなるうえはロンドン６日間のうち１日使ってパリへ日帰りしてやろーじゃないかっ！
…無謀にどんどん拍車がかかっていきます。
何件か電話していくうちに電話での応対がイチバン丁寧かつカンジの良かった某社で
JAL直行便のチケットとホテル手配のみ、というカタチで取ると安くなりますよーと言われ
いくつかの条件にあてはまるホテルを挙げていただき、合計を見積もっていただくと…
航空券代金 \55,000- JAL直行便エコノミークラス
Derby kensington \19,500- ホテル４泊分代金
空港施設使用料 \2,650-
航空保険超過負担料 \600-
出入国諸税 \8,030-
燃油特別付加運賃 \44,000-
合計 \129,780-
13万円切ったぁぁぁぁぁぁっ！
サーチャージがいまだ少々高いのが痛いですが、JAL直行便を使って６日間でこの値段。
用意してもらうのは航空券とホテルだけ、あとはすべて自己責任のフリーな旅ですが３度目のロンドン、
前回と違うのは空港-ホテル間のお迎えサービスと現地係員さんがやってくださるホテルのチェックイン・サービスが
ナイくらいですし、まったく気にせず即決とあいなりました…この時点で出発８日前。
出発は2月28日の土曜日、必然的に翌日の日曜は劇場がお休みになります。
日曜有効活用の一手段として、ユーロ・スターによるパリ日帰りをそこに入れるべく計画をしていたのですが、
どっこいユーロ・スターはとーても手ごわかったのでありました。
25歳以下の方はユース割引でとんでもなくお安く乗れるのですが、
ロンドンーパリ間のユーロ・スターは２等車利用で普通料金片道27000円。
…一瞬往復の値段かと思いましたよ。（手配してくれてたおにーさんも間違えかけた☆）
ロンドンのセントパンクラスからパリまで所要時間２時間、新幹線のぞみで京都-東京間くらいの時間なのに、値段はその倍以上なのねっ(爆)
早くから予約をすると、早割り料金があって半額近くまで安くなるようですがそこは行きあたりばったりの哀しさ、あえなく今回もパリ行きは断念。
日曜は英国内で少し遠出をすることで落ち着きました。
…後から思うと、ユーロ・スターでパリ日帰りはしなくて正解だったと…思います☆
早々に代金を振込み、メールで航空券のEチケット控えとホテル予約控えも届きます。
旅行申込みから何からぜーんぶメールのやり取りのみで終了。
実は前回・前々回は友人で海外旅行は百戦錬磨なA嬢が申込み一切を引き受けてくれてましたので、今回はせめて自分で…と思っていたのですが、
なんともカンタンで少々拍子抜けするほどでありました。
メールですべての書類が届いた時点で出発５日前。
さぁ、あとは持って行くもののリストをまとめて、スーツケースに荷物をつめにゃなりません。
そ の３・荷物にもつ荷物
実は今回、旅行が確定する前から電圧の変換器とプラグを入手していました。
できればあちらでPCを使って記録を取りたいと思ったからです。
そして、海外ケータイを持っていくことも決めていました。
数年前に比べ、ずいぶんレンタル料も安くなったこと、ケータイのICカードを入れ替えるだけで自分の番号をそのまま使うことができる便利さもありました し。
出発５日前の時点で近くのauショップで申し込み、出発時に空港内のショップで受け取るだけにしておきます。
1日300円ほどのレンタル料（紛失・事故時のための保険に入ると１日200円ほどプラスになります）で海外で携帯もＥメールもＣメールも使えるのはウレ シイ♪
ただしパケット通信はかなり割高なので、普段と同じ感覚で使わないように☆とショップでも受取り時にも釘をさされます(笑)
そして、前日までに用意した荷物一覧。（＊は機内に持ち込んだものです）
・パスポート＆パスポートコピー＊
・E-エアチケット控え＆ホテルバウチャー控え＆ケータイレンタル控え＊
・所持金＊
・着替え トップ４日分 セーター×１ カットソー×３
ボトム×１ （出発から着用していたもの１本のみ）
靴下＆下着×３日分
ストール×１ マントコート×１ ショートコート×１ 手袋×１
・薬 ＊
・スリッパ＆エア枕 ＊
・ビニール袋
・ポケットティッシュ＆ウエットティッシュ ＊
・ミニタオル５枚
・タオル１枚
・化粧ポーチ ＊
・ガスカートリッジ式ヘアカーラー
・生理用品
・ミニ洗剤×１
・リステリン
・洗顔石鹸
・歯磨き＆歯ブラシ ＊
・シャンプー
・ヘアケア用品
・ネイルケア用品
・デジカメ ＊
・携帯ミュージックプレーヤー ＊
・筆記具 ＊
・折りたたみカサ
・ガイドブック ＊
・チップ用ぽち袋
・双眼鏡
・ジュエリーケース
・ミニノートPC＊
・電圧変換器
・海外ケータイ＊
・機内持ち込み品をまとめるエコバッグ
…だいたいこんなカンジだったかと。
１日旅程が増える分、若干着替えを増やしましたが、正直５日分と同じでもよかったかもと思いました。
ちょっとしたものなら夜洗っておけば翌日は無理でも翌々日には着れましたし。
今回、ただでさえPCの分荷物増えてるのにガイドブックを大小２冊、英会話用の本を１冊持ったのがかなりかさばりました。
とはいえ、持って行かなくて後悔するよりは持ってって後悔するほうがマシさ！という人間なので結局荷物…増えるんですよね〜☆
所持金は当初５万ほど用意する予定でしたが、前日に銀行に行けず、当日空港で調達をすることに。
出発ロビーの両替所にATMがあるのでまったく心配してませんでした。
ぶっちゃけ財布の中には所持金約３万円、最悪カードも２枚所持してるし、まーいっかーと。
現金とカード。
よもやこれが、今回の旅の足を思いっきりひっぱってくれる最大の一因となるとは
「知らぬが 仏」の前日のおたわけなのでありました…☆
ちなみに、以下は出発前に考えていた６日間のかなりざっくりした予定。
さて、どこまで予定通りにいけるのでありましょうか？
★２月２８日(土) ＜出発日＞
09：55 関空
↓
13：55 ヒースロー着 ターミナル３に到着 夜＊オペラ座？
★３月１日（日）
ロンドン郊外へ小旅行
ウィンザー城＆イートン校
★３月２日（月） 博物館＆美術館めぐり
自然史博物館
ヴィクトリアン＆アルバート博物館
セント・ポール大聖堂 etc. 夜＊オペラ座
★３月３日（火） グリニッジ訪問
グリニッジ旧王立天文台
グリニッジ・パークでリス釣り
ロンドン塔ｏｒタワーブリッジ 夜＊オペラ座
★３月４日（水） ＜最終日＞
午前中：おみやげショッピング
13：30頃までにはヒースロー空港に到着。
15：35 ヒースロー発
↓
３月５日(木) 12：50 関空着
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