♪♪ファントムさ んからお手紙着いた♪♪
支配 人'Sったら読まずに食べた…って、食べてないか（笑；）
しかし、ファントムのなんと筆まめなこと。
今ならさしずめメールが矢のように立て続けにやってくるのでしょうか？
オフィスでファントムからの手紙を手にする支配人'S。
オペラグラスを使うか、かなりの前列でにお座りでないと、なかなかわからないかも
しれませんが、その手紙に注目したことはありますか？
よーく見ると、ちゃんと内容も書かれているようですが、さすがに判読はつきません。
…その前に、日本語じゃないんだから、読めなーいというハナシも^^；
（そう、この手紙はちゃんと横文字で書かれているのであります…細かっ！）
ここで注目していただきたいのは便箋のほう。
黒枠で縁どられて いるんですよね。
封筒もそうです。
黒枠の便箋なんて、なんだか縁起悪そう。
それもそのはず、この形式って訃報を知らせるためのものなんです。
これまた、ヴィクトリア朝のイギリスのお話でございます。
（まぁ、このミュージカルができたお国ですからねぇ…）
黒枠の手紙は訃報を知らせる手紙。
しかもその黒い枠の太さによって、手紙が届いた人物との縁故関係や親しさが
わかったのだとか。
最も幅の広いエクストラ・ブロードからダブル・ブロード、ブロード、ミドル、
ナロウ、イタリアンと、故人との縁故の深さから親密さの度合いによって、
ほぼ10mmから１mmの幅で細くなっていたのだそうです。
ざっと見るに、ファントムからの手紙の黒枠はそんなに太くもないようですが、
客席からわかるくらいですから、そこそこではないかと…ダブル・ブロードか
ブロードってとこですかね？もしかしたらミドルかも。
それにしたって、まぁイヤミといいましょうかなんといいましょうか…ごほごほ☆
＜参考文献：図説 ヴィクトリア朝百貨事典＞
…たわごとの小部屋へ