もうひとつの
Dear Angel 〜ふたりのノルン〜 を、お読みいただく前に。
「Dear Angel」 を書き上げた時点では、あの終わり方に満足しておりました。いつも、お目汚しを楽しみにしていただいている方がおられます・・・ありがたいことです (感涙)
その数少ない貴重な方々の中のおひとりに、「ハッピーエンド至上主義」を掲げるおねーさ まが
いらっしゃいまして、その方とメールのやりとりをさせていただくうちに、このお話ができまし た。本来は「ファントムにはぜひ次の踊り子さんをっ!」(爆)とのことだったんですが、
ふとした拍子に「Dear Angel」でもし、メグがファントムを「えいやっ!」と連れ出してしまったら
・・・というエピソードが生まれまして、あれよあれよとハナシは勝手に膨らんでいきました(爆)ですから、このお話はひとり地下の隠れ家へやってきて、ファントムと出会ってしまったメ グが
立ち去ろうとするところから話がはじまります。できれば、「Dear Angel」をお読みいただいてからお読みいただくことをおすすめします♪
・・・結局のところ、これってハッピーエンドなんだかよくわからなくなってしまいました が(爆)
ハッピーエンドの好きな優しいおねーさまに、このお話を捧げます・・・☆
月日は経ち。
お眼汚しな作品ではありますが、細々と皆さまに愛されているようで、書き手としてはうれしい限りです。
(もしかしたら、1番人気かもしれない…^^;)
お話というのは不思議なもので、自分ではここまで…と思っていても、話のほうがそれを許してくれなくて
思いもかけないところから、また別の話が生まれてきたりするもののようで。
梅雨時のやさしい雨の音といっしょに、モノカキの天使さまが運んでくださいました(笑)
「ふたりのノルン」で、すべてを見届け終えたメグが耳につけていた碧の石。
それがこの話を生むきっかけとなりました…美と愛の女神アフロディーテが愛した石でもあります。
(2004/06/18)
それでは、どうぞ…